アブラムシ
体長は1mm〜3mm程度で、緑、褐色、黒などの体色をしています。
観葉植物では、主に成長部付近の新芽や、茎葉、つぼみなど柔らかい場所に集団で発生する害虫です。
室内で育てている際はあまりありませんが、アブラムシの排泄液は糖分を多く含んでいるために、蟻が寄って来ることがあります。
植物を戸外に出して日光浴をしている際に、アリが寄ってくるようならばアブラムシやカイガラムシなどが付いている可能性があります。
アブラムシは植物の液汁を吸い、その葉の生育不良を起こすだけでなく、スス病などを誘発させますので、発生に気がついたら早めに駆除をしましょう。
発生が確認できた場合は、シャワーなどで大方を洗い流した後に、マラソン乳剤やスミチオン乳剤などを葉の表と裏に散布します。
簡単に駆除をするのであれば、市販されているベニカDスプレー などは駆除後にも薬剤が浸透して予防効果もあります。
また、用土にオルトラン粒剤を散布することで予防や駆除も可能です。
アブラムシは、カイガラムシほど多く発生する害虫ではなく、また、発生が確認できた場合も新芽部分など限定された場所だけですので、強い流水などで流し飛ばすだけでも駆除が出来る場合もあり、薬剤も比較的良く効くので駆除は容易です。