カンノンチクの育て方・管理方法
■置き場所
室内では年間を通して明るい場所に置きます。玄関などの日陰にも置くことができますが、あまり暗いと間延びして樹形が乱れるので時々明るい場所に移動してあげましょう。生育期の5〜9月は午前中に光が当たり午後は陰になる戸外か、戸外の半日陰に置きます。冬は室内の明るい場所に取り込むことが安全ですが、暖地では戸外にて越冬が可能です。
ただし、カンノンチクは同属種のシュロチクに比べると寒さに弱いので注意が必要です。また、ヤシの仲間は風に弱く、葉が痛みやすいので、風が強く当たる場所には置かないようにします。
ただし、カンノンチクは同属種のシュロチクに比べると寒さに弱いので注意が必要です。また、ヤシの仲間は風に弱く、葉が痛みやすいので、風が強く当たる場所には置かないようにします。
■水やりのタイミング
鉢土の表面が乾いたら葉水を兼ねてたっぷりと水を与えます。冬は鉢土が乾いてからさらに2、3日経ってから水を与えます。空気の乾燥により葉を痛めることが多いので、週に2、3回は霧吹き等で葉水を与えます。特に夏は乾燥が激しいので注意が必要です。
■肥料
生長期には2ヶ月に一度緩効性化成肥料を施します。冬は肥料を与えません。
■病害虫
空気の乾燥により、カイガラムシが発生します。葉が密生していると発見が見落としがちなので注意しましょう。カイガラムシの駆除は強い葉水を当てたり、歯ブラシでこすり落とす、または湿らせた布でふき取ります。その後、薬剤散布を行います。
■備考
葉先や下葉が枯れる原因は、根詰まり、水のやりすぎ、水不足などによる影響、または、湿度不足が主な原因です。2〜3年に一度は植替えを行うようにしましょう。古土を落として根洗いし、腐った根をとり除いて新しい用土に植えつけます。また、根は切り詰め内容にします。カンノンチクは、ほふく茎が伸びて子株を出します、植えかえの際に切り分けて株分けができます。花咲く場合は株が十分に育ち、古株になったときによく起こります。花は花穂の付け根から切りとります。また、根詰まりでも花を咲かせる場合がありますので、その場合は植替えを検討してください。
■カンノンチクの育て方・管理方法・年間スケジュール
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |||||||||||||
置き場所 | 室内の日当り | 戸外の半日陰OK(強風に注意) | 室内の日当り | |||||||||||||||||||||
水やり | 控えめ | やや 控えめ |
乾いたらたっぷりと | やや 控えめ |
控えめ | |||||||||||||||||||
肥料 | 2ヶ月に1回 置き肥 | |||||||||||||||||||||||
病害虫 | カイガラムシの防除 | |||||||||||||||||||||||
その他 | 株分け |
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