クロトン

マレー半島と太平洋諸島に6種が分布する常緑高木または低木。
葉は有柄で互生し、葉縁は全縁でまれに分裂する。雌雄同株で、高さ1~2mになる。

その中でも、代表的で様々な園芸品種が作出されているのがC. variegatumである。
有柄で互生となり、葉身は線形~卵状披針形で葉面には緑,黄,赤,白,紫などさまざまな色の斑が入る。
葉縁は全縁でまれに分裂し、ときには主脈まで切れ込む。
その形、色、大きさなど非常に変化が多く、葉の形態より広葉系、長葉系、ほこ葉系、らせん葉系、有角系、細葉系に分類されている。

属名のCodiaeum(クロトン)はギリシア語kodeia(頭)により儀式用の花環に葉を用いることから由来するとも、インドネシア(Ternate)での名称codihoによるともされている。

置き場所
年間を通して日の良く当たる場所で管理をするようにする。
日照量が不足すると、美しい色合いが出にくい。
成長期の5~9月中旬では戸外にて管理をして、できるだけ直射日光に当てると良い。
ただし、一部葉の薄い品種等は葉焼けを起こすことがあるので、少し遮光した環境下に置くようにする。
9月以降の秋~春にかけては、室内の日が当たる明るい場所で管理をするようにする。

温度と冬越し
高温を好む性質の植物で、生育に最適な気温は20~30℃程度。
10℃以下の状態が続くと落葉をして樹姿が乱れるので注意する。
日当たりの良い場所が理想だが窓辺付近は冬季の夜間に冷え込み気温が低下するので、夜間は中央付近に移動をしたり、カーテンなどを利用して気温の低下を出来るだけ抑えるようにする。
また、秋以降は耐寒性を向上させるために水を控え気味にする。

水やり
成長期の5~9月中旬は、鉢土の用土が乾いたらたっぷりと与えます。
秋以降は冬に備えて耐寒性を向上させるために水を控え気味にするのがポイントで、用土の表面が乾いてから3,4日後に与えるようにします。
高温で乾燥している場合には霧吹きなどで葉水を行い湿度を保つようにする。

施肥
生長期に肥料が不足すると葉色が悪くなるので注意が必要。
5月頃に1度、緩効性粒状肥料を与え、以後は月に1,2度水遣り代わりに液体肥料を与えるとよい。
9月以降は与えない。

手入れ
湿ったスポンジや雑巾などで、ときどき葉を拭くとよい。
また、乾燥した状態が続くとハダニが発生しやすくなるので、霧吹き等で葉水をする。

植替えと用土
植替えに最適な季節はは夏前の5~7月位まで。
根が詰まってきても、落葉をするので1~2年に1度は植替えをするようにする。
鉢から植物を抜いて根鉢を下から1/3ほど崩して一回り大きい鉢に植え替える。
用土は排水性のよい土(赤玉土:7、腐葉:3など)で植替える。
冬に低温で落葉した場合も、株が生きているようであれれば枝を切り戻して植替えるとよい。

繁殖
さし木により5~7月に行なう。
長さ10cm程の差し穂を用意して、上部2~3節を残して下葉は全て落とす。
葉が大きい場合は、水の蒸散が多すぎて株が乾燥してしまうので、半分位の大きさに上部分を切り取る。

病害虫
高温乾燥期に葉柄や新芽にカイガラムシやハダニが発生する。
カイガラムシの場合は、ブラシや雑巾などで取り除く。
ハダニは葉水を行い予防をすることが大切だが、発生してしまった場合は殺ダニ剤などを散布する。
葉に丸い褐色の枯れ込みができる、炭疸病が発生した場合は、被害のある葉を取り除き、ダイセン水和剤やマンネブダイセンM水和剤などを散布する。

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