ピレア
“オーストラリアを除き、世界に200種以上が分布している。
日本にはミズなど、草本のみが10種ほど分布している。
多くは雌雄同株または雌雄異株の一年草または多年草で、直立性、垂下性、匍匐性などがある。
また、まれに亜低木状になる種類がある。
葉は対生し、全縁または鋸歯縁で、基部から出る3脈が目立つ。
花は小さく、雄花あるいは雌花のみ、または雄花と雌花が混生する場合があり、葉肢に集散花序あるいは頭状花序としてつける。
属名のピレア(Pilea)はラテン語のpileus(フェルト帽)により、花被片の形から由来している。
置き場所
明るい場所を好むが半日陰でも良く育つ、ただしあまり暗すぎると葉色が褪せ、徒長して草姿が乱れるので周囲する。夏の直射日光は避けるようにする。
温度と冬越し
生育に最適な温度は20~25℃程度。冬は用土を乾かし気味に保てば、5~8℃で越冬ができる。
水やり
比較的湿り気味の用土を好む性質で、生長期の5~9月は用土の表面が乾けば毎日でもたっぷりと与えると良い。
冬は耐寒性を上げるために用土を乾かし気味にし、鉢土表面が乾いてから2~3日待って与えると良い。高温乾燥期には葉水を頻繁に行なうようにし、大気中の湿度を保つようにする。
施肥
生長は早く、生育期の5~9月では月に2~3回程度、薄い液体肥料を水やりの代わりに与える。
手入れ
草姿が乱れた株は、摘芯をして背丈を調整するとよい。
植替えと用土
1年程度で根詰まりを起こすので、根が鉢に回れば、5~8月に植替えるとよい。
古い用土を1/3ほど落とし、傷んだ根をハサミなどで取り除き、株元から5 cmほどの高さまで切り戻した後に新しい用土で植え付けます。
また、用土は排水性の良いものを使用する。(赤玉土7、腐葉土3など)。
繁殖
さし木および株分けにて繁殖します。
通常は挿し木にて行い、新芽の付いた茎を5~6cm位に切ります。
このとき葉は6枚程度は残すようにし、湿らせた川砂などに斜めに挿しておくと、1ヶ月程度で根を出して新芽が成長してきますので、鉢に植え替えます。
高温期では、用土を入れた仕上げ鉢に直接さし木をすることもできます。
また、さし穂を頂芽だけでそろえ、密に挿すとすぐに観賞できる株になります。
病害虫
カイガラムシが発生した場合は少数であえば、葉が柔らかいので綿棒などでこすり落とす。
多く発生している場合は、薬剤を散布します。
ハダエもつくので、予防のために葉水などで湿度を保つようにして、ハダエの発生が確認できた場合は、殺ダエ剤を散布する。”


