アスプレニウム

“全世界に約700種があり、多くは常緑のシダで特に熱帯に多く部分する。
日本にもチャセンンダやオオタニワタリなど30種程がある。
地生、または樹上や岩上に着生し、根茎は匍匐するものから塊状に直立するものまであり、格子状の鱗片で密に覆
われる。
葉は、単葉で全縁のものから、数回羽状葉に分裂したものまである。
ソーラス(胞子嚢群)は葉裏の葉脈に沿って付く。
また、一部は葉軸の上や葉の先端部分に無性芽が生じるものがある。

属名のアスプレニウム(Asplenium)はギリシャ語のa (無)とsplen(脾臓)の2語から由来し、ある種のものが脾臓の薬草として効力があるという言い伝えに由来している。
また和名のタニワタリ(谷渡り)は、木や岩などに着生する姿から連想されて付けられている。

置き場所
基本的には、やや明るい日陰を好みます。
春や秋はカーテン越しなどの明るい日差しが入る場所、冬季も日が差す場所で管理をする。
耐陰性は強いですが、強い日光、特に真夏の直射日光にはあてないようにする。

温度と冬越し
生育に最適な理想的な温度は15~25℃程度。
越冬は、5℃以上は必要だが、シマオオタニワタリは、最低8~10℃が必要。

水やり
多湿を好む植物ですので、夏は、毎日でもたっぷりと与える。
その他の季節は、用土の表面が乾きかけてきたらたっぷりと与えます。
また、乾燥期には霧吹きなどを使いこまめに葉水を行ない加湿します。

施肥
生育期間の5~9月に、2,3か月に1回、緩効性粒状肥料を施すか、月に1回、液体肥料を水やりの際に与えます。
冬季は基本的に与えませんが、生育できる温度を保てる場合は月に1回、薄めの液体肥料を水やりの際に与えます。

手入れ
枯れた葉は、こまめに基部から切り取ります。
湿度不足や水切れになどによって株全体の痛みが出た場合は、株元からすべて切り戻し、十分に水を与えてからポリ袋に鉢ごと入れ、日陰で管理することで新芽が生じてきます。

植替えと用土
根が詰まってくると、生育が悪くなったり葉先から枯れこんできたりする。
鉢に根が回ったら一回り大きな鉢に植え替える。
用土は排水性が良いもの(例:赤玉土6、腐葉±4。赤玉土4、パーライト3、ピートモス3など)を使う。

繁殖
葉に無性芽を生じるものは、それで繁殖ができるが、シマオオタニワタリやオオタニワタリなど、無性芽が生じない種類は胞子繁殖を行うが、家庭ではやや困難である。

病害虫
カイガラムシを見つけたら、綿棒や指先などで取り除きます。
また、ナメクジにより特に新芽を食害される。戸外などで管理をする際には特に注意する。
ナメクジは、鉢の周囲にナメクジ誘殺剤を置くか、夜間などの活動時間にに探してを駆除する。”

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