フィカス
“熱帯・亜熱帯に約800種ほどが分布して、日本にもオオイタビ、イヌビワ、アコウ、ガジュマルなど約13種が自生する。
特に、アコウやガジュマルは、沖縄県などの日本の亜熱帯林を特徴づける植物です。
雌雄同株または雌雄個異株の高木~低木、あるいは木本性のつる性植物で、茎葉の切り口から白い乳液を出す。
葉序はふつうは互生して、葉は多くは全縁となるが稀にきょ歯状または浅裂する種類がある。
葉柄の基部は2枚の托葉が合着して、頂芽を包み込んでいるが、頂芽が展開して葉を広げる頃になると直ぐに落ちて、その後に枝を一周する葉痕ができあがる。
果実としてはイチジク F.carical L.がよく知られている。
また、その他にカンテンイタビ F.awakeotsang Mak. が台湾などではゼリーのデザート(愛玉子)の材料として用いられる。
ゴムノキはかつては天然ゴムの原料として栽培されていたが、現在ではより生産性の高いトウダイグサ科のパラゴムノキにとって変わられているが、観葉植物としては現在でもゴムノキの名前が使われている。
また、本属の植物はしめ殺し植物を多く含む属として有名である。
多くは熱帯性のゴムノキに多く、鳥などによって運ばれた種子が他の樹木の上で成長し、自身が伸ばす気根が成長することで、やがてもとの木の表面を覆い尽くして絞め殺し、自らはその伸ばした気根が発達した幹で自立する。
属名のFicus(フィクス)はイチジクに対するラテン古名に由来する。
置き場所
日のよく当たる場所で管理をする。
緑色の葉のものは直射日光下で美しく良く育つが、斑入り種、特に園芸品種などは軽く遮光をすると良い。
ただし、いきなり直射日光にあてると葉焼けを起こすので徐々に慣れるようにする。
どの種類も耐陰性があり、緑葉のタイプはより耐陰性が強いので暗い場所でも長期間育てられるが、ときどきは窓辺の明るい所に移動をするようにする。斑入り種は耐陰性にやや劣るので、緑葉のタイプはより明るい場所に置くように心がける。
また、光のさす方向に成長をするので、ときどきは鉢を回して均等に光があたるようにする。
温度と冬越し
生育に最適な温度は20~25℃程度。
耐寒性は種類によって大きく異なり、霜が降りなければ0度でも越冬するものもあるが、おおむね最低5~8℃以上は保つ方がよい。
鉢物として葉の美しさを楽しむには,おおむね8℃以上は保った方がよい。
水やり
生長期の5~9月は,用土の表面が乾けばたっぶりと与え、夏の間は用土が乾くようであれば、毎日でも与える。
また、葉水も1日1~2回は行って空中湿度を保つと良い。
秋以降は耐寒性を向上させる為にも水は控えめにし、用土の表面が乾いてから3~4日たった後に与えるとよい。
なお、ベンジャミンは湿度が低くなっても落葉するので、冬季などは特に注意する。
肥料
4~10月に液肥に月に1度ほど施す。冬は与えない。
繁殖
取り木またはさし木で行うが、大型の物などは取り木が良い。
また、枝の細い種類やつる性の種類は挿し木が良く10cm程度のさし穂を使う。
時期は5~9月が適期だが、できるだけ早い時期に行なった方がその後の成長もあり、管理が容易。
病害虫
カイガラムシが発生した場合は少数であえば、ブラシなどで落とす。
多く発生している場合は、薬剤を散布する。
なお、カイガラムシが発生すると、スス病が併発するので、カイガラムシの排泄物などは洗い流すと良い。
ハダエもよくつくので,予防のために葉水などで湿度を保つ。
また、葉が大きく厚いタイプの種類は、濡れたタオルなどで葉をときどき拭くのもよい。
ハダエの発生が確認できた場合は、殺ダエ剤を散布する。
高温・多湿期には炭疸病が発生する場合がある。炭疽病は葉に淡褐色の斑点を生じてやがて大きくなってくる。
被害葉は取り除いて破棄する。
また、被害が広がらないようにダイセン水和剤やマンネブ水和剤、ジマンダイセン水和剤などを散布する。
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