フィロデンドロン
“着生の多年草で、多くは付着根で幹や岩などをよじ登るつる性植物だが、一部に茎が短縮して直立するものや匍匐するものもある。
葉は互生状に付き、葉身は全縁から羽状浅裂~中裂となり、平行脈がある。
葉柄の基部は葉鞘となる。
円柱状の肉穂花序には単生で小さな花を密につけ短い花茎を持つ。
花序の基部の仏炎包は肉質で舟形となり、果実が熟するまで残る。
肉穂花序の基部には雌花が密に集まり、上部には雄花が密に集まる。また、それらの中間には中性の不稔花がつく。
花は花被片を欠き、雄花は2~6個の雄しべが合着している。
子房は2~10室で、各子房には多数の胚珠が中軸の胎座につく。
果実は液果で、白色から橙色となり、種子は胚乳をもつ。
置き場所
夏は30~40パーセント遮光下に置くが、秋から春は窓越しの光を当てるとよい。
生育適温は20~30度で冬期は10度以上は保つ。
明るい半日陰を好む。夏は戸外の30~40%遮光下に置いてもよく育つが,秋~春は室内の明るい所で管理し,窓越しの光がよくあたるようにす
る。
理想的には20~25°Cが適温であるが,前後5°Cの範囲内が栽培適温。秋から用土を乾燥気味にすると, 8~12 °Cで越冬できる。
水やり
生育期の夏は水を毎日与えるが、冬は控えめにする。
葉水で湿度を保つとよい。
5~9月の生長期は,用土が乾けば毎日でも与えるが,秋以降は控えめにする。夏の高温乾燥期には,葉水を行なって空中湿度を保つ。
施肥
肥料は5~10月の間に2ヶ月に1度、薄い液肥を与えるが、与えすぎると株が大きくなりすぎるので、注意する。
5~9月の間に,2か月に1度ほど薄い液体肥料を与える。つる性のものは生長が早く,与えすぎるとすぐに葉が大きくなり,節間も伸びるので注意する
繁殖
繁殖はさし木による。茎が短い種でも葉の付け根に茎をつけてさし木を行えばやがて子株が生じてくる。
一般にさし木による。茎が短い種でも,葉のつけ根に茎をつけてさし木を行なえば,やがて子株が生じてくる。
病害虫
ハダエが発生することがあるので,乾燥期には葉の裏面にも葉水を行ない,予防に努める。発生すれば,殺ダユ剤(ケルゼン乳剤,オサダン水和剤,アンチオ乳剤,テデオン乳剤など)を散布する。
その他
用土は排水の良いものを選ぶ。
つる性のものは茎が伸びすぎることがあるので,他の茎に巻き込むか,高温期に切り戻す。切り戻した茎は,さし穂として利用できる。
植替えと用土 鉢に比べて株が大きくなりすぎれば,一回り大きい鉢に植替える。用土は有機質の多いもの(例一赤玉土6,腐葉±4など)を使うとよい。
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